長年の飲み友達が肝炎や肝臓がんで入院したり、手術を行ったりすると、自分も同じようにお酒をたくさん飲んでいるので大丈夫だろうかと心配になるものです。それでお酒の量を控えたり、これからは健康的な生活習慣を送ろうと考えるのは良いことですが、もしかするとすでに何らかの病気にかかっている可能性もあるので、お近くの医療機関で人間ドックを受けることをおすすめします。健康かどうかを調べたいときに人間ドックほど良い方法はありませんし、異常が見つかったらすぐに治療に移れるので、たとえがんでも命までなくすようなことはないでしょう。人間ドックでは、CTやMRI、超音波検査などで体の隅々まで調べるので、初期のがんでもすぐに見つけられますし、脳に腫瘍があったり、心臓の動きがおかしいこともわかるので、会社で行われる健康診断よりも、細かく体の中を調べることが出来ます。

終わった後は、医師や栄養士によるカウンセリングが行われるので、生活習慣を改めるように言われたら、お酒やたばこを控えたり、バランスよく食事を摂るなど、普段の生活を見直すようにしてください。肝臓の状態が悪い方が、これまでと変わらない気持ちでお酒を飲み続けていると、最終的には入院や手術をしなくてはならなくなります。肝臓がんになると、末期の場合は手の施しようがないので、そうなってからは医師もどうすることも出来ません。手遅れと判明してからでは遅いので、そうなる前に人間ドックで調べておくようにしましょう。