人間ドックは主に2つの目的のために行われています。1つは早期の段階で病気を見つけ出して一日も早く治療する事です。早期に治療することで難解な手術ではなく薬物治療のみで完治させられたりと、患者の負担を少なくできるだけでなく、治療や入院にかかる医療費も抑えることが出来ます。もう一つは、現在の自分の健康状態を知ることで新たな病気を発症することを予防することを目的としています。

結果が数値として出てくるため、具体的に対策していくきっかけになります。例えば、肥満度などから運動の必要性などが分かれば自ら行動する動機になります。しかしながら、人間ドックと一言で言っても検査のコースは複数あります。内科系の検査をする最も標準的な検査やがん検診を目的としたもの1泊2日でじっくりと検査する方法など病院によっても種々のコースを行っています。

それにより費用も5万円程度から10万円を超えるコースまであります。連続で日にちをあけることが難しい場合や半日だけ、ここが知りたいなどの個々のニーズで行っていくことが可能です。具体的な人間ドックの検査項目は1日で行うコースでは、身体測定(身長、体重、腹囲、肥満度)、血液検査(血沈、HbA1c、コレステロール、血中タンパク等)、尿検査、便検査、胸部X線、胃X線や胃カメラ、乳がん検診(マンモグラフィー、視触診)、前立腺触診、生理学的検査(血圧、心電図、視力、眼底、聴力)等を行います。