がん検診の必要性というのはテレビをつけても、みんな呼びかけているのですが、現実はどうかというと日本人の受診率はわずか40%ほどと言われています。これは欧米の70%位という値と比べてみてもとても低いです。こう考えると日本はがん検診においては後進国といわざるを得ません。なぜ受診率が伸びないのかというと、いろいろな要因があります。

まずは、がん検診をうけるのを恥ずかしいと思っている人も多いです。女性に多い子宮がん検診ですが、産婦人科にいって内診を受けて検査を受けるのですが、女性にとって積極的にいきたいという場所ではありません。それでも受診することで、子宮がん以外の病気が見つかる可能性もあるのです。それは子宮内膜症と、子宮筋腫です。

どちらも女性にとても多い病気です。子宮内膜症や子宮筋腫の症状を悪化させてしまうと、自分自身もつらいだけでなく、不妊の原因になります。ですから、将来子供を望む人で、病気が見つかったらなるべく早く治療を始めたほうがいいのです。また、また乳がんも女性に多いガンになっていますが、食生活の変化で最近は増えていっています。

面倒だといわずに検査を受けたほうがいいです。がん検診は地方自治体で補助金がでるところが多いです。とくに40代になると多くの自治体から補助金がでるようになっていますから、まずは市役所などえ確認してみるといいでしょう。結局のところ自分の体は自分で守るしかないのですから受診したほうがいいのです。